ゆるりと。

日々の暮らしや本のことなど。

人間らしさ。人それぞれの価値観について考える

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無駄なことは省いて効率的なやり方で事を進めたい。

無駄なことにこそ価値がある。

 

こんにちは。

この人とは根本から価値観が合わないなと感じることはありませんか。

または、自分が凄く好きなものを否定されたり。

僕はかなりの頻度であります。

周りに迷惑をかけてるわけじゃないんだからほおっておいてくれって思いますね(笑)

今回は最近読んだ一冊の本の紹介と感想を書いていこうと思います。

 

 

 

ままならないから私とあなた

 

天才少女と呼ばれ、成長に従い無駄なことを切り捨てていく薫と、無駄なものこそひとのあたたかみが宿ると考える雪子。すれ違う友情と人生の行方を描く表題作。男が先輩の結婚式で出会った美女は、人間関係を「レンタル」で成立させる業者だったー「レンタル世界」。

既存の価値観を心地よく揺さぶる二遍を収録。(あらすじより) 

 

  朝井リョウさんの本。

短編の「レンタル世界」と「ままらないから私とあなた」が収録されています。

最後まで読み終わって感じたのが人の価値観の違いについて。

ここからは「ままならないから私とあなた」について書いていこうとおもいます。

(レンタル世界も心揺さぶられる作品なのでぜひ読んでみてください。)

 

薫は中学の時に水泳以外の体育をすべて参加しておらず、唯一参加している水泳はおぼれた時の予行練習になるからという理由。

他のテニスやバスケットなどは水泳みたいに溺れたときに役に立たないので不参加。

一方雪子は薫とは違い体育は周りと同じように参加し、薫の言う無駄な水泳以外のスポーツも楽しかったという。

体育に参加することではじめて話すクラスメイト。

単純に楽しい。

意味のないことが意味あることを飛び越えていく瞬間がある。

僕はどちらかというと雪子に近い考え方なのかなと思います。

僕の趣味のフィルムカメラだってそう。

デジタルのほうがトータルで見たら安価で便利。

でもフィルムの不便さや古臭さに魅了されているんです。

でも、薫の効率を重視する考え方も理解できます。

エレベーターや車といった自分に都合の良い合理性だけを利用して、自分とは合わないものは利用せず。

なのに無駄だからこそ価値を感じるという。

確かに矛盾を感じます。

 

この価値観の考え方って現代の人間関係にもあることだと感じました。

自分に合うものは肯定し、合わないものは否定する。

僕は人によって考え方が違って価値観も違うから面白いと思います。

人が良いと思うことに対して良いと思えないことが「人間らしさ」なのではないでしょうか。

 

 

まとめ

やっぱり読書っていいなと思える一冊でした。

人の考えを否定せずに理解しようと努めるにはやはり良いも悪いも色々なことを知らないといけない。

そのためにも本を読んだり、様々な人と交友関係を広げたりしないといけませんね。